日程第1 議案第79号 金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定について
議案第82号 生駒市
テレワーク&
インキュベーションセンターの
指定管理者の
指定について
議案第77号 生駒市
市民投票条例の一部を改正する条例の制定について
議案第78号 生駒市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一
部を改正する条例の制定について
議案第73号 令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第11回)
議案第74号 令和3年度生駒市
国民健康保険特別会計補正予算(第2回)
議案第76号 令和3年度生駒市
病院事業会計補正予算(第3回)
議案第81号 生駒市生涯
学習施設の
指定管理者の指定について
議案第86号 財産の無償貸付けについて
議案第87号 生駒市
高山竹林園の
指定管理者の指定について
5
◯中谷尚敬議長 日程第1、議案第79号、金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定についてから、議案第87号、生駒市
高山竹林園の
指定管理者の指定についてまでの以上10議案を
一括議題といたします。
この際、一括して
委員会の
審査報告を受けます。
まず、
企画総務委員会委員長、13番
惠比須幹夫議員。
(13番
惠比須幹夫議員 登壇)
6 ◯13番
惠比須幹夫議員 ただ今から
企画総務委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は12月14日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第77号、生駒市
市民投票条例の一部を改正する条例の制定について、議案第78号、生駒市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第82号、生駒市
テレワーク&
インキュベーションセンターの
指定管理者の指定について及び議案第87号、生駒市
高山竹林園の
指定管理者の指定についての、以上4議案を審査いたしました結果、
質疑等があったもののいずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
企画総務委員会の
審査報告を終わります。
7
◯中谷尚敬議長 次に、
市民文教委員会委員長、11番
沢田かおる議員。
(11番
沢田かおる議員 登壇)
8 ◯11番
沢田かおる議員 ただ今から
市民文教委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は12月13日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第81号、生駒市生涯
学習施設の
指定管理者の指定についてを審査いたしました結果、
質疑等があったものの、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
市民文教委員会の
審査報告を終わります。
9
◯中谷尚敬議長 次に、
厚生消防委員会委員長、21番
伊木まり子議員。
(21番
伊木まり子議員 登壇)
10 ◯21番
伊木まり子議員 ただ今から
厚生消防委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は12月10日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第79号、金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定についてを審査いたしました結果、
質疑等があり、一部委員から閉会中の
継続審査とする動議が提出され、本動議の可否を判断するため、
施設利用者への
意見聴取及び施設への
現地調査を行った上で本動議を採決いたしました結果、
賛成少数で否決するとともに、本案について一部委員から可決することに異議があったものの、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
厚生消防委員会の
審査報告を終わります。
11
◯中谷尚敬議長 次に、
都市建設委員会委員長、12番
山田耕三議員。
(12番
山田耕三議員 登壇)
12 ◯12番
山田耕三議員 ただ今から
都市建設委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は12月9日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第86号、財産の無償貸付けについてを審査いたしました結果、
質疑等があったものの、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
都市建設委員会の
審査報告を終わります。
13
◯中谷尚敬議長 最後に、
予算委員会委員長、10番
片山誠也議員。
(10番
片山誠也議員 登壇)
14 ◯10番
片山誠也議員 ただ今から
予算委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は12月9日、10日、13日、14日及び16日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第73号、令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第11回)、議案第74号、令和3年度生駒市
国民健康保険特別会計補正予算(第2回)及び議案第76号、令和3年度生駒市
病院事業会計補正予算(第3回)の以上3議案を審査いたしました結果、
質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
予算委員会の
審査報告を終わります。
15
◯中谷尚敬議長 以上をもちまして、
委員会の
審査報告を終わります。
この際、
ただ今の
委員会の
審査報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」との声あり)
16
◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて
委員会の
審査報告に対する質疑を終結いたします。
10議案について、これより一括して討論に入ります。
討論の通告がございますので、まず議案第79号について発言を許可いたします。1番
山下一哉議員。
17 ◯1番
山下一哉議員 議案第79号、金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定についてについて、
市議会公明党を代表いたしまして、
条例改正に反対の立場で討論を行います。
金鵄の
杜倭苑の存続を希望する329筆の署名が届けられています。
地域ごとに数の多い順で申し上げますと、ひかりが丘、76、高山町、52、
鹿ノ台、28、萩の台、25、小平尾町、21、有里町、18などで
市内全域の方が署名されています。その他にも
施設存続を求める多くの市民の声が我が党に寄せられております。倭苑は
高齢者と
子どもたちとの
交流施設として長年愛され、
コロナ禍前には年間1万7,000人もの市民が利用してきました。先般、
施設存続を希望する署名を集められている代表の方から
厚生消防委員会委員に対し、
高齢者にとって、今日行く場所が無くなってしまう、
高齢者にとってなくてはならない施設であるので廃止しないでほしいとの切実な声がありました。そのほか、倭苑にしかない人と人とのつながりがあり、それが楽しみで行く、そこに行くと決めたら、ふだんしない化粧もするし、部屋着では行けないから、おしゃれもする、ちょっとした変化があるからこそ毎日が楽しいし元気でいられる、このようなお声もお聞きしております。倭苑には
介護予防につながる
コミュニティが成立しており、他の施設では得られない場所となっていると考えます。
公明党として
ファシリティマネジメントの観点から、
老朽化した施設の閉鎖については一定理解するものです。ただし、この施設の
老朽化については、現場の状況も確認した上で、その著しく
老朽化している責任の一端が市にあることは先般12月10日開催の
厚生消防委員会で明らかになりました。すなわち、約20年前に県から施設を引き継いだ際に、施設の過去の大
規模修繕の
実施状況について正確に確認を行っていないこと、引き継いだ後にも、
屋上防水や
外壁塗装等、施設を良好に維持するために20年に一度は行われるべき大
規模修繕が現在まで全く行われていないこと、また
浴場事業を維持するために不可欠で、安全面からの適切な管理が必要な
ボイラー設備についても、平成3年製のものを一度も更新することなく今まで全て
応急的処理により使用し続けてきたこと、今まで大きな事故が起きなかったことは単に運がよかっただけであります。これらのことは、
自治体としての適切な
公共施設の
保全管理を怠っていたと断じるほかになく、また
施設管理事業として民間の
事業者に管理させる施設としても、全くもって不適切な対応であったと言わざるを得ません。そのような
自治体として当然に行うべきことを怠っていたことに起因する施設の著しい
老朽化というツケを、施設の閉鎖という形で全てを市民や
利用者に押しつけるような
やり方を決して是認することはできません。
最後に、これが本議案に対する反対する最も大きな要因と言えますが、先般の
厚生消防委員会においても、施設を廃止することについての説明はありましたが、いまだその
代替案について具体的かつ現実的と言えるものどころか、それに関する
交渉等の
進捗状況についても全く示されていないことであります。
代替案を示した上で
施設廃止に理解を求めるのが良識ある行政として最低限果たすべき責務と考えます。
以上述べましたとおり、
市議会公明党として
施設存続を求める市民に対し、廃止することをご納得いただく材料を全く持ち合わせていないことから、また先般の
厚生消防委員会において
継続審査とする動議の賛同を得られなかったため、本議案に反対いたします。
18
◯中谷尚敬議長 18番、
塩見牧子議員。
19 ◯18番
塩見牧子議員 議案第79号、金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定について、賛成の立場で討論を行います。
金鵄の
杜倭苑の廃止につきましては、
厚生消防委員会でも賛否が分かれたところですが、次に述べるような理由から、廃止はやむを得ないと判断いたします。
まず、同施設は平成15年に旧奈良県
老人休養ホーム椿寿荘生駒寮を本市が奈良県から借り受けて、
高齢者と
子どもの
世代間交流施設として設置した施設ですが、築47年を経過し
老朽化が深刻な状況にあります。浴場の
ボイラーも
老朽化が激しく、現在10時の
利用開始時間に間に合わせようとすると、早朝から焚かなければならないということもお聞きしております。
ボイラーを更新するとなると、約1,000万円の投資が必要という試算も示されましたが、建物の雨漏りもあるため、施設を存続させようとすると、
ボイラーの更新だけではなく、
屋上防水や
外壁塗装の工事も含め2,750万円が必要になるということでした。
老朽化率94%の倭苑がそれだけの投資に見合う施設とは思えません。では、向こう数十年の使用にも耐え得るように抜本的に建物の大
規模改修工事を行うとなると、
総務省の
公共施設等更新費用試算ソフト上の算定では2億5,700万円、大
規模修繕にとどめても約1億円が必要になるという試算が示されました。再投資にかかるコストもさることながら、
施設マネジメント上着目しなければならないのは毎年の
ランニングコストです。現状でも県への
賃借料のほか、
修繕費、
指定管理料など毎年約2,100万円の経費が生じており、これを
使用料で回収しようとすれば、
カラオケや入浴など、1利用につき1,500円は徴収しなければいけません。しかし、実際には75歳以上の
入浴料は無料、60歳から70歳も1回100円です。
カラオケが利用できる
プレールームの
使用料も1日200円で年間総収入は160万円程度にすぎません。
受益者負担率の著しく低い施設となっており、税の公平性の面でも問題があります。本市では、
公共施設マネジメント推進計画が令和2年に策定され、このまま
公共施設等の総量を維持した場合、令和41年までの40年間で1,407億円、1年当たり35.2億円の
更新費用が必要になることが示され、併せて令和41年度末までに
公共施設の
延べ床面積を24.5%削減するという目標値が設定されています。この
推進計画に照らし合わせれば、本施設は廃止すべきという判断が妥当です。しかし、その一方で我々は施設の
設置目的にも立ち返る必要があります。その施設を廃止することで、
設置目的、ひいては
施策目的が達成できないことがあってはならないからです。
冒頭にも申し上げたとおり、金鵄の
杜倭苑の条例上の
設置目的は
高齢者と
子どもとの
世代間交流施設です。しかし、実際には車で日常的に来園できるご
高齢者の方はともかく、
交通手段のない
子どもたちの利用はほとんどなく、
施設開設以来、条例の
設置目的に合致した利用がなされてきたとは言い難い状況です。当初の
設置目的に無理があったようにも思いますが、
世代間交流の手段は入浴や
カラオケに限定されるものではなく、また同施設内でしか交流できないというものでもありません。もちろん、実質的には入浴や
カラオケを通してご
高齢者同士が交流してこられたわけですから、同等の機能を
民間施設を含めて他に確保できるのであれば、それをご利用いただくにこしたことはありません。しかるに
山麓公園のふれあい
センターのお風呂は金鵄の
杜倭苑と同料金で利用できます。
カラオケは
RAKU-RAKUはうすにしかないようですが、
指定管理者との協議次第では、
倭苑廃止後にふれあい
センター内に持ってくることができるのではないでしょうか。当面は使い慣れないデメリットはあるかもしれませんが、
代替施設は皆無ということはありません。新たな場所でこれまでの
コミュニティを維持、又は新たな
コミュニティを形成していただくこともできると判断し、倭苑の廃止はやむなしと考え、本議案に賛成するものです。
以上、
賛成討論を終わります。
20
◯中谷尚敬議長 17番
浜田佳資議員。
21 ◯17番
浜田佳資議員 議案第79号、金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定について、
反対討論を行います。
まず、金鵄の
杜倭苑の現状について、確かにこの施設は耐震性はあるものの、
温水ボイラーの能力や
屋上防水に問題があり、階段や外壁の劣化も著しく、このまま使用を続けるのがよいか、課題があります。そこで補修が問題となりますが、その費用の概算については、提供された資料によると3,000万円弱から2億6,000万円弱まで驚くほどの幅があります。それはこの施設に今後何を求めるのか、いつまで求めるのかによってどこまで改修なりをするのかが大きく変わるからです。となると、
改修費用が必ずしも1億、2億かかるというわけではなく、例えば見た目を気にせず、
利用者がこれだけはと求める幾つかの
中心的機能、例えば浴場と
カラオケルームなどの当面の維持なら
改修費用は相当抑えることは可能で、それが3,000万円弱からとの概算です。結局、
改修費用は施設の何をどこまで、いつまで求めるのかで大きく左右されるものということです。問題は、
利用者がこの施設に求めていることや廃止への意見などを丁寧に聞いて対応策を検討することをしていないことです。改修せずに廃止を前提、これをということで、
利用者には結論を周知するばかり、
市民理解は
地元自治会に説明して一定の理解で事足りると考えていたからではないかと
委員会での説明から思われます。丁寧に進めるなら、9月議会で
方針案を説明し、
市民意見を求めることもできたはずです。その上、市の
公共施設マネジメント推進計画、これですが、これには
高齢者の増加を踏まえ、本施設の代わりに既存の他施設を利用することを検討するとしています。浴場については、生駒
山麓公園ふれあい
センターを利用することができると書いていますが、本当にそれが
代替施設となるのかの検討が不十分です。
利用者の意見を丁寧に聞いていないからです。車で来ているから行けるだろうとの認識ですが、
鹿ノ台からも歩いて行っている方がいるように、周辺の方を含め、
徒歩利用者は結構多いので、かなり離れた位置にある
山麓公園ふれあい
センターは
代替施設にはなり難い面があります。また、お風呂に入れればよいというわけではありません。では、どうするのかのめどが立っているのかと言うと、確たることは言えない状況であります。これは先ほど
山下議員の討論でも明らかになっております。こういった段階での廃止は、市の
公共施設マネジメント推進計画の記載とずれが生じていると言わざるを得ません。廃止と今廃止は似て非なるものだという理解が必要です。結局、
利用者に丁寧に説明し、意見を聞いて理解を得ながら進めるという点をしていないことから検討が不十分と言うか、できるだろうと見切り発車的になっているのではないかと考えます。金鵄の
杜倭苑への対応は、市の
公共施設マネジメント推進計画をどう進めていくのかの試金石の一つであったと考えますが、このような
やり方では、他の施設についてどうなのかという疑問も今回生じました。また、県との話もありましたが、行政の都合を市民の利益の上に置いてはいけません。市民のために行政があるのです。
以上のごとく、市自ら書いてあることはできていないが、結論だけは市民に押しつけるというのは、到底、承服し難いので本議案に反対するものです。
22
◯中谷尚敬議長 次に、議案第82号について発言を許可いたします。18番、
塩見牧子議員。
23 ◯18番
塩見牧子議員 議案第82号、生駒市
テレワーク&
インキュベーションセンターの
指定管理者の指定について、反対の立場で討論いたします。
本議案の
反対理由は、
指定管理者候補の問題というよりはむしろ選定に当たっての市の
事務手続き上の問題にあります。もちろん、
指定管理者候補となっている
ディア合同会社に
管理運営を行わせることに
不安要素が全くないわけではありません。
委員会でも指摘いたしましたが、
選定理由には、代表が生駒市にゆかりがあることや、それ
ゆえ地元のネットワークを構築できること、
代表者自身が本
センターの運営に積極的に関わることができ、またその意欲があるとありますが、このように
会社そのものではなく、
会社代表者の属人的な要素、意欲、積極的な姿勢といった客観的に測定できないものを
選定理由としているのは、本来評価されるべき事項については特筆すべきものがなかったからではないかとさえ思えます。
次に、尼崎市から同様の施設を安定した
施設管理運営ができているということも
選定理由として挙げられていましたが、
尼崎創業支援オフィスABiZは、本市と同じ
指定管理料0円ではなく、委託料を得て運営しておいでです。また、
委員会では
ディア合同会社が
尼崎創業支援オフィスABiZを尼崎から直接委託されているかのような答弁がなされておりましたが、尼崎から創業支援事業を委託されているのは公益財団法人尼崎地域産業活性化機構であり、
ディア合同会社はそのオフィスの
施設管理運営を担っておられるに過ぎません。請け負う条件の異なるもの、
自治体からの請負ではないものを
自治体との契約実績であるかとするような選定結果の書きぶりや答弁は議会の判断を誤らせかねません。そして、最大の
不安要素は同社の経営の安定性です。審査
委員会の採点結果にも示されたように、特に収支計画や資金繰りの状況の評価項目においては配点の6割にも達しておりません。また、先日大阪に同社がカフェバーをオープンしたばかりであるというのも懸念材料の一つです。
委員会で、実は審査
委員会委員の公認会計士からもそれを心配する意見があった旨のご答弁がありましたが、そういうマイナス要素を結果
報告書に書かないのでは、質疑がなければ表に出ることもなくスルーされていたということで、議会をだますようなものです。とは言え、たとえ同社の経営が不振に陥っても、市が同社に支払う
指定管理料は0円であり、市の懐が特に痛むわけではなく、撤退されるようなことがない限り
センター利用者にも多大な影響が及ぶわけではありません。そういう意味では反対するほどのこともないかと、一時は考えたのも事実です。けれども、今回は
指定管理者候補者の選定の
事務手続き上の問題も散見されました。
まず、募集要項においては同
センターの
設置目的として、コワーキングや起業家同士の
コミュニティの形成といったことが挙げられていますが、条例に掲げる
設置目的からは大きな飛躍があります。全国の
インキュベーションセンターではコワーキングということが標準的であり、前指定管理期間においてもこの部分が弱かったので、今回はここを強化するためこの目的になったということでしたが、今後コワーキングが同
センターの標準装備になるということを予定しているのであれば、きちんと
条例改正をすべきであったと思います。
次に、今回の指定管理期間は5年ではなく3年で更に2年の延長が可能とされていますが、市の
指定管理者制度に関する指針では、指定管理期間5年を標準とし、それよりも長く、あるいは短く設定する場合は根拠を明らかにすることが必要とされています。併せて指針では、標準より短い指定管理期間に設定する場合とは、施設の事情等とされております。しかるに今回は指定管理期間を標準より短くしながら、その根拠がどこにも示されておりません。審査
委員会の中では議論になったというのであれば、審査
委員会の議事録を事前に公開すべきです。そして、
企画総務委員会においては、その根拠として
コロナ禍で社会情勢、経済情勢の変動が読めないということが根拠として答弁されましたが、それを施設の事情等というには無理があります。指針における施設の事情等の例として上がっているのは、例えば2年後に施設再整備の予定があるといったケースで、正に今回、廃止条例議案として上がっている金鵄の
杜倭苑や、廃止の方針が出されているやまびこホールがこれに該当します。同
センターが入っているアコールもやい館は個別施設計画の総合評価も維持となっており、施設の事情は何もありません。施設の性格上、
コロナ禍における社会情勢、経済情勢の変化で影響を受けるというご答弁もありましたが、施設の特性とは、例えば市立病院のように
指定管理者となるに当たり、
指定管理者も巨額の投資をするのにたった5年の指定管理期間では手を挙げる
事業者もいないというような、標準よりも長期間とすることを想定する場合に適用され、今回のケースには当てはまりません。そもそも、社会情勢、経済情勢ということを言い出せば、生涯
学習施設を始め、あらゆる施設が大なり小なりその影響を受けることになってしまいますし、例えば今般の
コロナ禍においても、生涯
学習施設に対しては
指定管理料の補填が行われたところです。これは指針の拡大解釈と言わざるを得ません。
最後に、これが最も問題と考えているのですが、仕様書では開館時間が朝の8時から晩の8時までとなっているのに、朝の9時から晩の9時までという仕様書と異なる開館時間の提案をもって選考されているという点です。先の
委員会では、事前の
事業者への打診で、晩の9時までの開館であれば応募可能との応答を得ているが、閉館時間を9時にすれば、独自提案を阻害することになり、仕様を変えなかった。説明会では9時までとすることは可能かと問合せを受け、規則を改正すれば可能と答えているといった答弁がありましたが、仕様書というのは、最低それを守っていただかなければいけない基準を示すものです。8時から8時の開館時間を守った上で、プラス1時間の開館時間の延長という独自提案であったのであれば理解もしますが、
指定管理者が決まってから仕様書と異なる開館時間を協議できてしまうのであれば、仕様書の意味がなくなります。例えば、建設工事において仕様書どおりに工事が行われていなかったとしても、市は問題にしなかったでしょうか。開館時間程度、命に関わる問題ではないとお考えかもしれませんが、こういうこと一つを認めてしまうと、これから先、市のあらゆる契約において仕様書と違えた成果を持ってこられても、これが前例となってしまい、ガバナンスが機能しなくなることを恐れます。今回、8時までの仕様書を見て収支が合わないと応募しなかった
事業者もあったかもしれません。
利用者アンケートでも、9時までの開館を求める声が多かったということでしたが、それなら市の方でそれを踏まえて仕様書を作成するべきでした。
以上、
指定管理者選定に当たっての数々の
事務手続き上の問題を指摘いたしましたが、しかるべき手順を踏まなかったり、独自の拡大解釈で適正な事務執行が行われておらず、この手続きの上にある本
指定管理者の指定に賛成するということは、自ら制度をゆがめて運用することになるため、本議案には反対するものです。
24
◯中谷尚敬議長 以上で通告による討論を終結し、10議案を分割して採決いたします。
まず、議案第79号、金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定についてを電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。本案は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタン押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
25
◯中谷尚敬議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第79号 金鵄の
杜倭苑条例を廃止する条例の制定について
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
26
◯中谷尚敬議長 次に、議案第82号、生駒市
テレワーク&
インキュベーションセンターの
指定管理者の指定についてを電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。本案は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
27
◯中谷尚敬議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、議案第82号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第82号 生駒市
テレワーク&
インキュベーションセンターの
指定管理者の指定につい
て
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
28
◯中谷尚敬議長 最後に、議案第77号、生駒市
市民投票条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第87号、生駒市
高山竹林園の
指定管理者の指定についてまでの以上8議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。8議案に対する
委員長の報告はいずれも可決であります。8議案は
委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
29
◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第77号から議案第87号までの以上8議案は、いずれも可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第77号 生駒市
市民投票条例の一部を改正する条例の制定について
議案第78号 生駒市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正す
る条例の制定について
議案第73号 令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第11回)
議案第74号 令和3年度生駒市
国民健康保険特別会計補正予算(第2回)
議案第76号 令和3年度生駒市
病院事業会計補正予算(第3回)
議案第81号 生駒市生涯
学習施設の
指定管理者の指定について
議案第86号 財産の無償貸付けについて
議案第87号 生駒市
高山竹林園の
指定管理者の指定について
いずれも原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第2 議案第88号 令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)
30
◯中谷尚敬議長 日程第2、議案第88号、令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)を議題といたします。
本案について市長から
議案提案理由説明を受けます。小紫雅史市長。
(小紫雅史市長 登壇)
31 ◯小紫雅史市長
ただ今上程されました議案第88号、令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ21億4,382万4,000円を追加し、総額で461億5,276万4,000円とするものでございます。内容につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金及び18歳以下の児童に対する10万円の一括現金給付を行うための費用の不足分を増額補正するものでございます。なお、これらの事業の財源は全て国費でございます。よろしくご審議の上ご議決いただきますようお願い申し上げます。
32
◯中谷尚敬議長 説明は終わりました。本案について、これより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
本案は
予算委員会に審査を付託いたします。
暫時休憩いたします。
午前10時39分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午前10時56分 再開
33
◯中谷尚敬議長 休憩を解いて引き続き会議を行います。
お諮りいたします。この際、議案第88号、令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)を日程に追加し、
追加日程第1として直ちに議題としたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
34
◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第88号を日程に追加し、
追加日程第1として直ちに議題とすることに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
追加日程第1 議案第88号 令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)
35
◯中谷尚敬議長 追加日程第1、議案第88号、令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)を議題といたします。
この際、
委員会の
審査報告を受けます。
予算委員会委員長、10番
片山誠也議員。
(10番
片山誠也議員 登壇)
36 ◯10番
片山誠也議員 ただ今から
予算委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は先ほどの本
会議休憩中に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第88号、令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)を審査いたしました結果、
質疑等があったものの、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
予算委員会の
審査報告を終わります。
37
◯中谷尚敬議長 以上をもちまして、
委員会の
審査報告を終わります。
ただ今の
委員会の
審査報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」との声あり)
38
◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて
委員会の
審査報告に対する質疑を終結いたします。
本案についてこれより討論に入ります。発言については会議規則第56条の規定により、
反対討論、
賛成討論の順に交互に行います。
反対討論はございませんか。
(「なし」との声あり)
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◯中谷尚敬議長 賛成討論はございませんか。
(「なし」との声あり)
40
◯中谷尚敬議長 ないようでございますので、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。本案は
委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
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◯中谷尚敬議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、議案第88号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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議案第88号 令和3年度生駒市
一般会計補正予算(第12回)
原案どおり可決確定
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日程第3
議員定数に関する
特別委員会の閉会中における
継続審査について
日程第4
議会運営委員会の閉会中における
継続審査について
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◯中谷尚敬議長 日程第3、
議員定数に関する
特別委員会の閉会中における
継続審査について及び日程第4、
議会運営委員会の閉会中における
継続審査についての以上2件を
一括議題といたします。
お諮りいたします。
議員定数に関する
特別委員会の閉会中における
継続審査について及び
議会運営委員会の閉会中における
継続審査については、配布しております閉会中
継続審査申出一覧表のとおりとすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
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◯中谷尚敬議長 ご異議なしと認めます。よって、
議員定数に関する
特別委員会の閉会中における
継続審査について及び
議会運営委員会の閉会中における
継続審査については、申出一覧表のとおりとすることに決定いたしました。
以上で、今期
定例会の会議に付議された事件は全て議了いたしました。よって、今期
定例会はこれにて閉会したいと思います。
閉会に当たり、市長より挨拶がございます。小紫雅史市長。
(小紫雅史市長 登壇)
44 ◯小紫雅史市長
定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。本
定例会におきましては、提案をいたしました議案を慎重にご審議、そしてご議決いただきましてありがとうございました。今年も新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった1年となりました。本市でも多数の感染が確認をされ、経済社会活動に大きな影響を与えてまいりました。本市では新型コロナウイルスワクチン接種を速やかかつ適切に実施をし、市独自の感染拡大緊急警報の発令や、特別救急搬送専属隊の運用、市立病院でのコロナ患者の積極的な受入れなど、感染予防対策をしっかりと進めると同時に、
子どもたちを始めとする市民の皆様、医療介護従事者に対する給付金、さきめしいこまなどによる
事業者の支援など、市独自の支援策を様々に打ち出してまいったところでございます。現在、新型コロナウイルス感染症は一定小康状態とも言える状況でございますが、新たな変異株でありますオミクロン株の発生など、いまだ先の見えない状況であることに変わりはありません。本議会でご議決いただきました子育て世帯及び住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金の支給、並びに
高齢者の3回目の新型コロナウイルスワクチンの接種、その
高齢者の後、もちろん市民全体でございますけれども、この3回目の新型コロナウイルスワクチンの接種、これを迅速かつ適切に進め、引き続き市民の皆様の生命、健康、安全、そして生活をしっかり守ってまいることを第一に施策を進めてまいります。また、本市は本年11月1日に市制50周年を迎えました。次の50年も魅力的な住宅都市であり続けるため、本市の将来都市像であります自分らしく輝けるステージいこまの実現に更に力を入れて取り組んでまいります。今後も議員の皆様の一層のご支援、ご協力を賜りますようにお願いを申し上げます。
最後になりますが、本
定例会が閉会をいたしますと、本年も残りわずかとなるわけでございます。議員各位におかれましては、新年を健やかにお迎えいただき、来年もますます一層のご活躍、そして我々に対するご指導、ご鞭撻をいただきますよう、心からお祈り、そしてお願いを申し上げまして、私からの閉会の挨拶とさせていただきます。本年1年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
45
◯中谷尚敬議長 挨拶は終わりました。閉会に当たり、私からも一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
本年もいよいよ押し迫り、本日をもって納めの市議会となりました。本日ここに1年を締めくくることができましたのは、議員の皆様を始め、理事者のご尽力の賜物と感謝申し上げます。この1年を振り返りますと、昨年から世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大が引き続き市民生活に甚大な影響を与えており、ワクチン接種の促進など、感染予防対策の徹底により、現在感染者数は落ち着きを見せているものの、新たな変異株も確認されており、予断を許さない状況でございます。一方でワクチン検査パッケージを活用した行動制限の緩和など、感染予防と社会経済活動の両立を目指す取組も行われ、アフターコロナを見据えた動きが始まっております。また、本市に目を向けますと、本年11月に市制施行から50年が経過し、大きな節目の年となりました。これまでの50年を振り返り、本市の発展に寄与されてこられました先人たちの取組に対し、深い敬意を表すとともに、市議会といたしましても変化し続ける時代の課題に対し、今後も不断の議論を積み重ねてまいりたいと思います。市におかれましては、この
コロナ禍において市民の生命、身体及び財産を守るという地方
自治体の責務を果たすべくご尽力いただいていることに対しまして改めて感謝を申し上げますとともに、本市の未来に向けて新型コロナウイルスによる社会変化も見据えながら、引き続き全力で取り組んでいただくことをお願いするものであります。議員の皆様におかれましては、本市議会が担う役割及び責務を自覚し、市民からの信頼と負託に応える議員として誠実な職務の遂行をもって引き続き市民の福祉の増進に努めていただきたいとお願い申し上げます。年末年始にかけましては、公私何かとご多忙のことと存じますが、どうか健康には十分留意され、よき新年を迎えられますよう祈念申し上げまして私からの挨拶とさせていただきます。
なお、新年の初出式は1月7日午前10時となっております。皆様そろって元気に登庁してくださいますようお待ちしております。
これにて令和3年
生駒市議会第6回
定例会を閉会いたします。
午前11時7分 閉会
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地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
生駒市議会議長 中 谷 尚 敬
生駒市議会副議長 吉 村 善 明
署 名 議 員 中 浦 新 悟
〃 吉 波 伸 治
〃 伊 木 まり子
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